すでに国民病ともいえる「肩こり」。しかし実は日常生活の中でのちょっとした取組みでかなり改善が進みます。そこで普段の生活でできる肩こり撃退法を紹介します。カラダからのSOSを早めにキャッチして、こりから解放してあげましょう。
ふだん当たり前のようにやっていて、ほぼ意識することのない「呼吸」。しかし実はこの呼吸法をマスターすることで肩こりを解消できるようになるのです。ポイントは“深呼吸”。意識して深い呼吸をすることで、いわゆる体幹がほぐされ、ひいては肩がラクになるのです。深呼吸の種類は2つで、ひとつは腹式呼吸。もうひとつ胸式呼吸。腹式呼吸で横隔膜を上下させ、胸式呼吸で肺を横に広げます。特に胸式呼吸は猫背で背中が丸まっていては不可能なので姿勢を正しくし、胸郭の周辺の筋肉を動かす訓練にもなります。とにかくこりを感じたらすぐに深呼吸を行ないます。息を吐くときに副交感神経が刺激されるので、吸うときより吐くときにゆっくり時間をかけましょう。
右利き、左利きと、人間には「利き手・利き腕」がありますが、使いやすいほうの腕や手ばかり使っていては筋肉の左右バランスが崩れ、結果として肩こりを招いてしまうことになります。そこで意識して右の役割と左の役割を交代してみる。たとえば鞄。いつも右手で持っている、という自覚があれば、時々左手に持ち替えてみる。朝の通勤時は左手で、帰りは右で、なんてゲーム感覚で楽しむのもいいですよね。腕時計を左右付け替えてみるのもいいかも。「わたしはバランスとれていますから!」という方も、もう一度鏡の前でチェックしてみてください。骨盤の高さ、肩の位置は左右おなじですか?自分では大丈夫、と思い込んでいても意外とアンバランスだったりします。肩の形状も、いかり肩なのか、なで肩なのかによってこりへの対処法が変わってきます。まずは現実を受け止めて。その上で日常生活でできることから始めるのがセルフケアを長続きさせる方法です。
オフィスでもできるカンタンなストレッチをご紹介します。ポイントは肩甲骨。肩甲骨がほぐれれば肩や首、背中のほうまでラクになります。基本的に動かすことで血行や代謝は良くなるのですが、せっかくなのでおススメの動かし方を。まず両手を組んで腕をカラダの前方に伸ばします。ゆっくり、グーッと伸ばすだけで肩甲骨が開くかんじがしますよね。これだけでも気持ちいいですが、さらに伸ばしながら頭を前に倒すとより効果的。通常の呼吸で5秒1セットを数回繰り返しましょう。そして次に逆のパターン、つまり「肩甲骨を寄せる」系の技の伝授です。この肩甲骨を寄せるというストレッチですがおそらく多くの方が無意識にやっていらっしゃると思います。しかし、ポイントは「意識してやるか、どうか」です。無意識にやってるだけでは残念ながら効果に結びつきません。やり方はカンタン。肩甲骨が動くように大きく腕を回します。ぐるぐると内側に10回、外側に10回みたいな感じです。さらに肩甲骨を寄せつつ、胸筋を伸ばしてあげましょう。ストレッチというととかく背中側ばかりに意識がいきがちですが、胸側も大切です。デスクワークで鎖骨の下あたりが固くなりがちなので、前傾姿勢によるコリ、固まりを解除してあげるわけです。同時に首をねじる、回すなどのストレッチを加えていくことでより効果的にコリをほぐすことができるでしょう。
【まとめ】ストレッチやトレーニングに走る前に、まずふだんの生活でできることはたくさんあります。もういちど見直し、イメージすることからはじめましょう。
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